血行・血流について勉強しているみかみ(@usugejyoshi)です。
薄毛の原因の1つに、頭皮の血行不良があります。
血行が悪いため、栄養が頭皮に届かなくなるわけですが、血行不良による影響はそれだけではありません。
漢方薬剤師の堀江昭佳氏著「血流がすべて解決する」によると、
血流が悪くなると、卵巣の働きも低下する。
卵巣が弱まり、女性ホルモンの分泌が低下することが薄毛に影響している。
髪は頭皮の毛乳頭から生えてくるが、この毛乳頭はコラーゲンによって活性化されている。
頭皮を健やかにして髪が生えやすい環境をつくるのはもちろん、髪をつくる過程でもコラーゲンは必要とされている。
古来、「髪は血のあまり」と呼ばれてきたのは、髪に対して血がいくつもの影響を及ぼしているから。
血流を良くすることは、健康的な髪を育てるうえで欠かせないのです。
血流が悪い原因は、そもそも血が足りていないから
なぜ血流が悪くなってしまうのか?
血流が悪い女性の多くは、血がドロドロしていて流れないのではなく、血不足のために、流れが悪くなっているのだそうです。
血液というと鉄分ばかりが注目されがちですが、実は水を除くとそのほとんどがタンパク質でできています。
そのためタンパク質をとる量が減れば、すぐに血の質が悪化してしまうのです。
タンパク質が不足すると血中のタンパク質濃度も低下。
そうなると血液が水っぽくなります。
血液の濃度を調節するために、血中の水が血管の外に滲み出てきます。
これがむくみの原因に。
むくみがひどい方もまずはタンパク質不足を疑ってみましょう!
— [健康の専門家] 松本 健 *栄養士 (@ekchansho) June 22, 2019
血流が悪くなる本当の理由は、
- 血がつくれない
- 血が足りない
- 血が流れない
この3つの原因には順番があり、1から3の順番で起こります。
血をつくることができないために血が足りなくなり、
足りなくなるために血が流れなくなる。
血流を悪くしている3つの体質を順番に解決していくと、血流がよくなるのはもちろん、体質そのものの改善につながります。
タンパク質の重要性については、
・【薄毛対策】タンパク質ならなんでもいいわけではない?髪の毛にいい食べものは○○
・【育毛剤の前に】ヘナヘナでハリ、コシのない髪にはプロテイン
という記事で詳しく書いています。
血をつくるにはどうしたらいいの?
血がつくれなくなる理由は胃腸。
胃腸が弱ってしまうと、栄養を十分に吸収できなくなってしまいます。
すると、血液の原料そのものが体に入ってこなくなるのです。
胃腸を回復させるためには、胃腸が休む時間をつくること。
- 間食をしないこと
- 夕食は軽めにすること
間食をしないこと
空腹の時間に胃は掃除されてキレイになっていきます。
そのため、空腹の時間がないと、胃は掃除をすることができません。
胃の掃除ができないと、食べ物のカスは残り、胃腸は汚れ、どんどん胃腸の働きが低下して、消化力が弱くなり、もたれたり、十分な栄養が吸収できなくなってしまいます。
夕食を軽めにすること
一日の中で最も長い間食事をとらない就寝時間は、一番大事な掃除時間です。
眠っている間は消化が進まないため、夕食を食べ過ぎたり、夜食を食べたり、夕食が遅くて寝る前ギリギリになったりしてしまうと、満腹のまま寝ることになってしまいます。
胃は動かず、食べ物を残したままの状態で空腹にならないため、掃除ができなくなってしまうのです。
胃腸を回復させるのは、血をつくるための1番最初のステップ。
詳しい説明や、血流をよくするための方法について気になる場合は書籍で読んでみてくださいね。
とくに現代は食べものが溢れていて、意識しないと空腹状態をつくるのを忘れてしまいます。
普通に生活していても食べものの情報は溢れているので、意識的に食欲をコントロールすることがとても大事ですよね。
血流をよくすると解決できる問題
冷え性やむくみ、婦人科系の不調など、たいていの不調は血流をよくすることで、改善できるようです。
さらに、身体の不調だけでなく、心の悩みまでもなくすことができるとか。
セロトニン、ドーパミンといった、幸せホルモンややる気ホルモンと呼ばれる脳内物質も、血流によって左右されているからです。

「血流がすべて解決する」は女性の身体に重要なことが書かれているので、手元において何度も読みたい本です。