薄毛改善・抜け毛対策

【頭皮の悩み】脂漏性皮膚炎とは?

薄毛の原因として良く耳にする「脂漏性皮膚炎」。

私はオイリー肌だし、緊張すると頭皮に汗かく体質。
(そして仕事ではよく緊張している)
もしかしたら脂漏性皮膚炎の可能性もあるのでは・・・と思って調べてみました。

急に抜け毛が増えた、薄くなってきた、と気になる人は、脂漏性皮膚炎を疑ったほうがいいかもしれません。

脂漏性皮膚炎とは?

脂漏性皮膚炎は、かゆみをともなう湿疹です。
肌からの脂の分泌物が多いところに起こりやすく、頭皮や鼻のまわり、耳や首、ワキや乳房下部や陰部と、毛や髪が生えているところにできやすいのが特徴。

しかし初期症状はかゆみと炎症、赤くなるといったアレルギー性の皮膚炎などに似ているため、見逃しやすいことがあります。

症状はかゆみや炎症をともない、頭皮や髪の毛が脂っぽくなる特徴があります。

ひどくなると炎症がカサブタとなり、乾燥して硬くなりうろこ状になることも。

きちんと治療しないと慢性化し、頭皮にダメージを与え、発毛や丈夫な髪の毛が生えてこなくなるおそれがあるそうです。

脂漏性皮膚炎と頭皮の関係

髪の毛の土台とも言える頭皮。

脂漏性皮膚炎は皮脂が通常より多く分泌され、毛穴から湿疹が広がっていきます。
毛穴を塞いでしまうため、そこから発毛しなくなってしまうのだとか。

また、髪の毛は毛細血管によって頭皮にある毛根に栄養が行きわたり、髪の毛が生えていきますが、皮脂が多く分泌されると、生えていた髪の毛にも栄養の供給がなくなり、細くなっていきます。

これらが原因で、脂漏性皮膚炎は湿疹とともに脱毛を引き起こしてしまうのだそう。

脂漏性皮膚炎の症状

脂漏性皮膚炎はちょっとした湿疹と違い、最初はちょっと「フケが多いな」「頭がかゆいな」と思うくらいですが、ひどくなるとさまざまな症状が出てきます。

こんな症状が出てきたら、脂漏性皮膚炎の疑いがあるようです。

● フケ用のシャンプー、コンディショナーをしてもフケがでる
● フケが多量にでる
● かゆい
● 掻いていると、その部分がカサブタになっている
● 頭皮を触るとベトベトしている
● 髪の毛べたついている

脂漏性皮膚炎は放っておくと、頭皮が硬くなり、血液の循環が悪くなるなど健康な髪の毛を維持するのが難しくなります。

私が脂漏性皮膚炎の可能性を疑った理由は、

・かゆい
・後頭部がピリピリ、ジンジンと違和感を感じる
・冬場にべたつきが気になった

などの理由からですが、脂漏性皮膚炎の症状を見るとどうも違うような気がします。

脂漏性皮膚炎になる原因

脂漏性皮膚炎は発生する場所からもわかるように、皮脂の分泌が多い、わきの下、髪の毛の生えぎわや、頭皮によく起こる湿疹です。

頭皮や肌に分泌される皮脂が多くなり、汚れや老廃物をカビの一種であるアラセチア菌が分解することで起こります。

直接の原因はアラセチア菌が皮脂を分解することですが、アラセチア菌が繁殖しやすい状態を作りだす原因、として以下のことが考えられます。

● 女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れる
● 粘膜を守り、免疫性を高めるビタミンBが不足している
● シャンプーやコンディショナーが頭皮に残っている
● 脂っぽい食事が多い
● 過剰な飲酒や喫煙
● 肥満体質または肥満している
● 体調が優れない、疲労気味

一般的に皮脂の分泌が多い人、つまり若い人や男性がかかることが多いのも特徴です。

しかし最近は、女性でも更年期のホルモンのバランスの乱れ、または食生活の乱れから脂漏性皮膚炎にかかる人が出てきています。

そして一度かかると、症状が治まってもアラセチア菌が残っているために、体調が悪いときなどにぶり返します。
気長に治していく必要がありますな。

脂漏性皮膚炎はどうしたら治る?

脂漏性皮膚炎は、皮脂の過剰分泌によるものです。

頭皮のかさつきや、かゆみは保湿クリームで抑えられるかもしれません。
しかしすぐに再発します。

脂漏性皮膚炎が脱毛に繋がる前に、医師に診断してもらったほうがよさそうです。
治療薬として処方される薬は、以下の様なものがあげられます。

頭皮や肌に直接つける外用剤

● ステロイド外用薬 ⇒ 炎症を抑える
● ケトコナゾール外用剤 ⇒ 抗真菌剤、アラセチア菌に効果がある
● ケトコナゾール配合の洗髪料 ⇒ 頭皮の状態を整える

体の内側から治す内服薬

● 抗ヒスタミン剤 ⇒ 痒みを止める
● ビタミンB剤 ⇒ 皮脂分泌のコントロール

脂漏性皮膚炎の予防、対策はどうする?

脂漏性皮膚炎の予防、対策はこのようなことに気をつけるのが大事だそう。

● 食事はバランスよく、揚物などの高脂質の食事は避ける
● 激辛など肌の刺激になる物は避ける
● 睡眠を充分に取る事でホルモンバランスを取るようにする
● 皮脂を取り除く頭皮への刺激の強いシャンプーを使わない
● シャンプー、コンディショニングを綺麗に洗い流す
● レバーや納豆などビタミンB2 が含まれている食材を食べる
● 抗炎症作用がある野菜や海藻類を食べる
● ストレスを溜めないようにする
● 定期的に頭皮マッサージを行う

薄毛対策にも当てはまる部分が多いですね。
どちらにしろ、生活習慣の改善が重要です。

まとめ

脂漏性皮膚炎は抜け毛や薄毛にも影響を与え、一度かかると完治するのに時間がかかります。

フケ用のシャンプーを使ってもフケが取れない、髪の毛がべたつく、頭皮が硬いと感じる人は、一度皮膚科で診てもらったほうが良いかもしれません。
(ただ、薄毛自体の悩みについては皮膚科に相談するのかは要検討)

私は脂漏性皮膚炎ではなさそうだけど、気になることはあるので一度診察受けてみようかな、と思いました。

おまけ🍀
べたつきについて、以前美容院さんに相談したところ、
「乾燥してるから頑張って皮脂を出そうとするんですよ」
と言われたことがありました。
特に冬場にべたつきが気になるかたは、乾燥が原因の可能性もあります。

最近石けんシャンプーに変えましたが、以前よりべたつきがなくなった気がしてます!

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