健康・美容

年齢による髪のうねりを改善するには?

年齢を重ねるごとに、身体にさまざまな変化が出てきたと感じる人は多いです。

髪の毛も例外ではなく、髪が薄くなったり、白髪が増えたというわかりやすい変化以外にも、
「若い頃と比べて髪のクセが強くなった」
「昔はストレートだったのに、なんだかクセ毛になったきた」
「まとまりが悪くなってきた」
などのお悩みも多いです。

これらの原因は、加齢による髪のうねりであることが多いです。

そこで今回は、なぜ年齢を重ねると髪がうねるのか、その原因と、うねりの解消方法についてお伝えします。

髪のうねりによって表れる問題

年齢とともに増えてくるうねりというお悩みですが、具体的にはどのような影響が出てくるのでしょうか。

まとまりにくくなる

髪の毛1本ずつが細かくうねることで広がりやすくなったり、思ったようにまとまらなくなりバサバサと感じてしまうことが多いです。

ツヤが出にくくなる

うねりが出てくると、髪の表面がきれいに整わなくなります。
それにより、光の反射が乱反射になってしまい、ツヤが出にくくなり、パサついて感じます。
いわゆる「天使の輪」がはっきり出ない状態になります。

髪のうねりの原因

年齢による髪のうねりは、本来の髪の癖とは少し違います。
そして、加齢によるうねりの原因は大きく3つあります。

ホルモンバランスの変化

髪の毛は女性ホルモンの影響を大きく受けています。
女性ホルモンのエストロゲンには髪の毛のヘアサイクルを正常に保ち、髪を綺麗に成長させる働きがあります。
しかし、妊娠や出産、更年期などでエストロゲンの分泌に変化が生じることで、ヘアサイクルが乱れたり、髪自体が弱くなってしまうことでうねりが強くなることがあります。

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頭皮のたるみによる毛穴の歪み

頭皮もお顔の皮膚と同じように、年齢とともにたるんできます。
そして頭皮がたるんでくると、毛穴の形が歪んできます。
歪んだ毛穴からは、綺麗な円形ではなく、歪んだ形の髪の毛が生えてくると言われており、毛穴の歪みも髪にうねりが出てくる一因と考えられています。

髪の内部の変化

髪の毛の内部にはコルテックス細胞という細胞があります。
このコルテックス細胞には2種類あり、それぞれ性質が異なります。
この種類の違うコルテックス細胞が均等に分布していると直毛になるのですが、分布に偏りが出てくるとくせ毛やうねりが出てきます。

カラーやパーマの繰り返しによるダメージにより、コルテックス細胞の偏りが大きくなります。

白髪などの悩みでカラーの頻度が増える方も多いため、髪へのダメージも大きくなり、結果的にそのダメージがうねりにもつながっていると考えられます。

髪のうねりは予防できる?

年齢による髪のうねりは、完全に予防するというのは難しい部分もあります。
ホルモンバランスの変化は誰にでも起こる変化です。

しかし、頭皮のたるみや髪へのダメージは、ある程度予防することができます。

頭皮のたるみはヘッドスパなどのマッサージで頭皮を引き上げることや、毛穴の汚れを綺麗に取り除くことで予防できます。

また、カラーやパーマによるダメージもできるだけ軽減させることで、ダメージによるうねりを防げます。

もともとがくせ毛の場合、ダメージを軽減しても、うねりがなくなることはありませんが、年齢とともにひどくなってきたうねりを軽減することはできます。

髪のうねりの改善方法

実際にうねりが出てきてしまった場合、どのように改善するのが良いでしょうか。

うねりを活かす

ゆるやかなうねりや、毛量自体が多すぎるなどの悩みがない場合、うねりを生かした髪型にカットする方法があります。

特に髪が細かったり、毛量が少なくトップのふんわり感やボリュームを損いたくないと考えている人にはおすすめの方法です。
このタイプの方は、うねりを無くすとボリュームダウンしてしまうというデメリットもあります。
そのため、うねりを活かしたカットで、ふんわりとしたボリュームをキープした髪型にする方法が良いかもしれません。

うねりを活かす髪型の場合、レイヤーを入れたり、梳いたりした軽めのスタイルになることが多いです。
それにより、乾燥しやすくなったり、ツヤを損いやすいという欠点もあるので、スタイリング剤を使ってツヤを出すなど、乾かす以外のスタイリングが必要になってきます。

ダメージを減らす

ダメージのせいでうねりがひどくなってしまっている場合、ダメージを減らすことで、うねりが弱くなることがあります。

パーマの頻度を下げたり、カラーであればできるだけ根元のみを染めるリタッチを続けることで、毛先にかかる負担が減ります。
美容室を選ぶ際も、カラーの前後にダメージケアをしてくれる美容室がおすすめです。

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また、白髪が多くなってくるとホームカラーを頻繁にしてしまいがちですが、ホームカラーは美容室でのカラーよりもダメージが大きくなりやすいため、おすすめできません。

どうしても気になる場合は、カラートリートメントや、シャンプーで洗い流せる白髪隠しのようなアイテムで、髪への負担を減らしながら白髪ケアをしてみてください。

ケアしながらうねりを伸ばす

もともとクセがあったり、毛量が多くうねりが出てきた場合などは、縮毛矯正でうねりとクセをストレートに伸ばす方法もおすすめです。

ストレートにすることでまとまりやすくなるだけでなく、ツヤが出やすくなり、毛量の多い人でもボリュームを抑えることができます。

しかし縮毛矯正は髪への負担が大きくなるため、信頼できる美容室でお願いすることが大切です。
また、定期的に続ける場合、カラーと同じようにリタッチで伸びてきた部分のみを施術してもらうと髪への負担も減らせます。

まとめ

年齢による髪の毛のうねりの原因と、改善方法についてお伝えしました。

年齢による髪の変化は、誰にでも訪れるもの。
完全に避けることはできません。

しかし少しでも扱いやすく過ごしたり、改善することは可能です。

誰にでもある悩みなので、1人で悩まずに、まずはいつもお世話になっている美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか?

ぜひこの記事を参考に、年齢による髪のうねりと上手に向き合ってみてくださいね。