30代、40代に入ると、シミやしわが出てきたり、白髪や薄毛、体形の崩れが気になったりと、身体の変化・衰えを感じることが多くなってきます。
「女の価値は若さだけじゃない!」とは言っても、たるんだお肌や白髪が増えた髪を見ると気分が下がりますよね。
私はだんだんと髪が薄くなってきて自分に自信を持てなくなってしまいました。
他人の目が気になるようになったり、友達と会うのもおっくうになったりと、楽しく毎日を過ごせなくなっていました。
そこで、なくしてしまった自信を取り戻すにはどうしたらいいのか、いろいろと調べてみたのでご紹介します。
自信とはいったいなんなのか
「自信」という言葉には実はいくつかの意味があるのですが、メンタリストのDaiGoさんによると、自信は3つの種類に分類できるそうです。
3種類の自信
- 私はすごいんだと思える自信
- 自分のことを認められる自信(自尊心)
- 他人の目に振り回されない自信
(参考:メンタリスト DaiGo【20年の研究で判明】確実に自信をつける方法)
どの自信をつけたいかでやるべきことが変わってくるのだそう。
私に必要なのは、2つ目の「自分のことを認められる自信」だと思いました。
この自信がないと、自分に対して満足できないと感じるそうです。
そしてこれは「自尊心」の欠如につながります。
自尊心=ありのままの今の自分を認めることができる心。
年齢とともに衰えていく自分に対して、自尊心をなくしてしまう女性は多いのではないでしょうか。
自信がなくなるとどうなる?
- 人間関係が上手くいかなくなる→ストレス
- 気持ちがネガティブになり、つらい
- 他人の目を気にしてしまう
といった影響がでてきます。
これもDaiGoさんがおっしゃっていたことですが、「社会的な人間関係がいい人ほど、自尊心が高い傾向がある」そうです。
そして「自尊心が高い人ほど人間関係が良くなる」そうで、お互いに相互作用があるとのこと。
周りの人との人間関係が良好かどうかは、人生の質に大きく関わっていますよね。
自信がなくなると人生がつらくなってきます。
失った自信を取り戻すには?
自信を取り戻す方法について、いろいろと実践してみて効果があったもの、簡単に取り入れられるものをご紹介します。
自己否定をやめて自分をほめる
私がやってみて一番効果があったのは、「寝る前に自分を3つほめる」というものです。
「昔と比べて年とったな」「私って魅力ないな」「ダメなところばかりだな」と自己否定をすることは、自尊心の低下・自己肯定感の低下・自信の喪失にもっとも効果的なのだそうです。
(もちろん悪い意味で。)
元ホストのローランドさんは「俺か、俺以外か」などの名言で有名で、まさに自信のかたまりのような方です。
本の中でこうおっしゃってました。
批判や追及は俺がやらなくたって、ほかがやってくれるものだ。しかも頼んでいなくても(笑)。
だったら、自分ぐらいは自分の味方をしてあげたらいい。
よく頑張ったじゃないか、また次、頑張ればいいじゃないかと。
いつもそうやって自分を励ましているし、自分のことを守ってあげている。
(引用:『俺か、俺以外か。』ローランド)
「自分くらいは自分の味方をしてあげたらいい」めちゃくちゃ響きました。
そこで寝る前に3つ自分のことをほめる、という自己否定と真逆のことを行ってみます。
寝る前は「特別無条件同化暗示感受習性」といって、寝る前は暗示にかかりやすいことがわかっています。
今日できたこと、今日起こったいいこと、どんな小さなことでも構いません。
美味しいご飯が食べられたこと、ごみを捨てたこと、職場や近所の人に気持ちのいい挨拶ができたこと、本を読んで気づきを得たこと、などなど。
自分のことをほめると、とてもポジティブな気持ちになれます。
自分をほめると実際に脳内でドーパミンが分泌されてやる気がでるそうです。
私は自分に対してやさしい気持ちになれると感じました。
そしてだんだんと自分を否定することが減り、それが自信、心の安定につながってきたと思います。
部屋を掃除する
とてもシンプルですが、効果を感じました。
部屋が汚いと「掃除できていない自分」に対してネガティブな感情を持ってしまいます。
掃除をすると気持ちがスッキリして、心も明るくなります。
また、「キレイに保てている」と自己肯定感が高まってきます。
誰かが部屋に来るわけでもないのにキレイにしておくことは、自分のために行うことです。
自分を大切にできている気分になります。
もちろん、いきなり誰かが部屋に来ることになった時も安心です。
私は掃除が苦手ですが、毎週水曜日と土曜日を「掃除の日」と決め、カレンダーに書いておくことで掃除を続けられるようになりました。
身近な人に贈り物をする
これはYouTuberのまこなり社長がおっしゃっていたことです。
身近な人に贈り物をするという「他人を承認する」行動を行うことで、「自分にはこんなに感謝すべき人が周りにいるんだ!」と気づくことができます。
そして他者を承認することが「自分という存在を承認すること」につながるそうです。
こちらも実践してみましたが、誰かに贈り物をすると単純に幸せな気持ちになれます。
喜んでもらえると嬉しいです。
そしてそれは「自分の存在意義」だったり、「自分をほめること」につながっているとも感じました。
「ゲシュタルトの祈り」という詩をよむ
私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
(引用:Wikipedia ゲシュタルト療法)
この詩は、ドイツ系ユダヤ人の精神科医パールズの詩です。
「私は私、あなたはあなた」というアドラー心理学でいう「課題の分離」につながる考え方です。
あなた(他者)は私の影響の範囲外にいるから、私にはどうすることもできない、私の影響が及ぶ範囲のことにフォーカスしよう!といった考え方です。
アドラー心理学の本『嫌われる勇気』は大ヒットした本で、私も大好きな本です。
こんなに売れたのは、多くの人がこの本を読んで自分に自信を持てるようになったからだと思います。
私も人間関係に対する考え方が本質的に変わりました。
「自分が変えられるのは自分だけだ」と考えられるようになりました。
「ゲシュタルトの祈り」は、このアドラー心理学の核とも言える考え方を思い出させてくれる詩です。
『嫌われる勇気』を読んでみるのもおすすめしますが、まずはこの「ゲシュタルトの祈り」という詩を読むことをおすすめします。
まとめ
今回は失った自信を取り戻す方法として、4つの方法をご紹介しました。
どれも私が実践して効果を感じた方法です。
- 寝る前に自分を3つほめる
- 部屋をそうじする
- 身近な人に贈り物をする
- 「ゲシュタルトの祈り」をよむ
一番良くないことは「自分を否定すること」です。
自分を守れるのは自分しかいません。
自分をほめて、許して、好きになって自信を取り戻しましょう。
自信を持てるようになると人生も楽しくなります。
良さそうと思ったものをぜひ取り入れてみてください!