
世間には「育毛シャンプー」や「スカルプシャンプー」など、さまざまなシャンプーが溢れています。
値段も一般のシャンプーより少しお高めだったりしますよね。
高いシャンプーのほうが効果がありそうですが、一体どんな効果があるのでしょうか?
普通のシャンプーとどう違うのか?ほんとに薄毛に効果があるのか?
今回調べてみたのでご紹介します!
育毛シャンプーとは
育毛シャンプーには、頭皮への負担が極めて少ない洗浄成分や、頭皮の血行を促進する成分などが含まれています。
一般のシャンプーには合成界面活性剤などの高い洗浄力をもつ成分が入っているのに対し、育毛シャンプーはアミノ酸などの比較的洗浄力がおだやかな成分が入っています。

育毛シャンプーとスカルプシャンプーの違い
育毛シャンプーには育毛成分が入っていそうなイメージ。
スカルプシャンプーは毛穴をすっきりさせるイメージ。
ですが、実際には両者に違いはないようです。
スカルプシャンプーにも髪に良い成分は入っていますし、育毛シャンプーにも頭皮にやさしい成分が入っています。
商品名を付ける際の規定はないようで、メーカーが自由に名前をつけています。
「育毛シャンプー」や「スカルプシャンプー」といった名前ではなく、どんな成分が入っているか、といった「成分内容」で選んだ方がよいです。
薬用シャンプーには有効成分が入っている
厚生労働省が有効成分であると認めたものが一定量以上入っている商品は、医薬部外品になっています。
これらの商品には「薬用スカルプシャンプー」といったように、「薬用~」という名前がついていることもあります。
育毛シャンプーの効果
頭皮・髪への負担が少なく、頭皮環境を整える
育毛シャンプーは洗浄力がおだやかで、頭皮や髪に対する刺激や負担が少ないです。
合成界面活性剤などの刺激・洗浄力の強いもので洗い続けていると、頭皮の必要な皮脂まで落とされて乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥すると畑に水がないカラカラの状態と同じなので、その上で育っている髪もしっかり成長しないことは想像できますよね。
フケなどの原因にもなってしまいます。
特にアミノ酸系のシャンプーは、頭皮にやさしいと言われています。
また、石鹼シャンプーも頭皮に良いと聞いたので、私は石鹼シャンプーを試してみました。

有効成分が配合されている
育毛シャンプーの中には、薄毛に対する有効成分が入っているものがあります。
頭皮の血行を促す成分が入っていると、血液循環がよくなり栄養が髪に届きやすくなります。
「頭皮の保湿」「頭皮の炎症の抑制」「毛母細胞の活性化」が期待できる成分が入っているものもあります。
育毛シャンプーは薄毛・抜け毛に効果ある?
育毛シャンプーには、発毛や抜け毛を抑制するといった直接的な効果が期待できる成分は入っていません。
お医者さんの中には、「毛穴の皮脂を掃除したからと言って髪がふさふさになることはない」とハッキリ断言している人もいます。
シャンプーは毛根にまでは影響しないので薄毛の原因にはなりません。
皮脂やシャンプーのシリコンが毛穴に詰まると髪が抜けるという話は俗説です。
(引用:『噂の女医がこっそり教える女の不調が消える本』吉木伸子)
あくまでもシャンプーは洗うことが目的なので、髪を増やすといった直接的な効果は期待しない方がいいです。
ただ頭皮環境を良くすることで、間接的に薄毛が減ったり髪の質がよくなったりという効果は期待できると思います。
育毛シャンプーの使い方
育毛シャンプーを使ったからといって、すぐに薄毛が改善されるということはありません。
薄毛を改善したいなら、ミノキシジルなどの発毛・育毛効果が承認された薬を使って治療するのが効果的です。

治療を行ううえで、土台となる頭皮環境を良くするために使うのが、育毛シャンプーの正しい使い方。
医薬品やサプリメントと同時並行で使用するのがおすすめです。
まとめ

育毛シャンプーは、洗浄成分がおだやかで頭皮に負担の少ないシャンプーです。
頭皮の環境をよくして髪が成長する土台を整えます。
選ぶときは商品名ではなく、成分内容をみて選ぶようにしましょう。
洗浄力がおだやかなアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
ただし育毛シャンプーだけで薄毛がすぐに改善することはありません。
薄毛を治したいなら、ミノキシジルなどの医薬品やサプリメントを取り入れたほうがよいです。
また、頭皮の血行がよくなると髪に栄養が届きやすくなるので、血行促進効果があるものもおすすめです。
シャンプー以外で血行を良くするための方法はこちらでまとめています。
