女性の薄毛の治療方法ってどんな方法があるのかわからない。
専門の病院やクリニックに相談しようと思っても、具体的な治療方法や、その費用やデメリットがわからないと、どこに相談に行けばいいか悩んでしまいますよね。
そんな方のために、今回は一般的な女性の薄毛治療の方法と、それぞれの費用とデメリットをまとめてご紹介します。
手軽に始められる飲み薬
毎日飲むだけで済む飲み薬は、薄毛治療の方法としては一番簡単です。
栄養補助的なサプリメントから、医療品に分類される薬まで様々な種類があります。
すべてに共通するのは、効果を感じるためには時間がかかるという点です。
最低3ヶ月の服用が必要とされ、効果を継続させるためには6ヶ月から12ヶ月と長期の服用が必要です。
サプリメント
市販のものから、病院で処方されるものまでさまざまなサプリメント。
サプリメントだけで発毛するということはありませんが、頭皮環境を整えたり、抜け毛の予防になります。
- 髪の成長に必要な栄養素を補充するタイプ
- 抜け毛を抑制するタイプ
の2種類に別れます。
サプリメントのおおよその費用
ドラッグストアなどで購入できる、亜鉛やビタミン類は1,000円前後〜。
通販の育毛サプリだと、初回限定や定期コースでかなりお得になります。
価格は1袋あたり3,000円〜。
病院やクリニックから処方されるサプリメントだと、1ヶ月あたり
・ビビスカル:9,000円〜15,000円
・ルグゼバイブ:7,500円〜9,000円
※保険適用外になるため、病院やクリニックによって価格は異なります
サプリメントのデメリット
・飲むだけで髪が生えるわけではなく、あくまで栄養補助的な役割
・自己判断で一部の栄養素を過剰摂取すると、吐き気や倦怠感などの症状が出ることがあります。
サプリを飲むなら、自分に不足している栄養素を調べておきたいですね。
漢方
漢方薬は症状に合わせて処方され、体の不調・心身のバランスなど、身体全体を整えていきます。
原因を根本から改善ですることで、女性の抜け毛・薄毛改善にも効果があります。
漢方薬局で調剤してもらうほか、頭髪治療専門のクリニックで、ほかの外用薬や内服薬と併用で処方されることもあります。
漢方薬のおおよその費用
処方される漢方の種類や、薬局ごとに異なります。
1ヶ月あたりのおおよその費用は、
・頭髪治療専門のクリニックで補助的に漢方薬を処方される場合:4,000円〜6,000円
・漢方薬局で調剤してもらう場合:7,500円〜42,000円
※保険適用外になることが多く、自費扱いになります
※調剤代が1回あたり500円〜1,000円ほどかかる場合が多いです。
漢方のデメリット
・調剤してもらう薬局により価格に幅がある
・2週間分ほどの処方が多く、定期的に通い体調や効果に合わせてこまめに調剤しなおしてもらうことが必要
内服薬
サプリメントとは違い、医薬品に分類されるものが内服薬です。
女性の頭髪治療で処方されることが多いのはパントガールです。
限りなくサプリメントに近い医薬品で、副作用もほとんどないとされている安心して服用できる内服薬です。
おおよその費用:
保険適用外のため、価格に幅があります。
パントガールを病院やクリニックで処方してもらう場合のおおよその費用は、1ヶ月分で8,000円〜12,000円ほどです。
デメリット
・妊娠中の場合避けたほうが良い。
・ネット通販だと安く買えることが多いが、品質や効用については自己責任
気になる場所にダイレクトにアプローチ外用薬(塗り薬)
頭皮に塗布するタイプの外用薬を処方されることもあります。
病院やクリニックで処方されるものと同じものを、ネットで購入することもできます。
おおよその費用:
病院やクリニックで処方されることが多いものが、ミノキシジル2%です。
保険適用外のため価格に幅がありますが、1ヶ月あたりのおおよその費用は、6,000円〜8,200円ほどです。
デメリット
・頭皮に痒みや発疹、かぶれなどの副作用が出ることがある
・ネット通販でも購入できるが、品質に関しては自己責任になる
・同じミノキシジル配合の外用薬で、ミノキシジルの含有量が多いものは女性には向かないため注意が必要
副作用なし、発毛率高いHARG(ハーグ)
成長因子の入った薬を、頭皮に直接注射する方法です。
150種もの成長因子が入っていて高い効果が期待できます。
頭皮と毛根の再生をうながすので、治療後もある程度は発毛効果が継続します。
アレルギー起因物質も入っていないので、アレルギーやガン化などの副作用もなく、老若男女問わず安心して受けることができます。
認定されたクリニックのみ施術可能という治療法です。
おおよその費用:
HARG治療にかかる料金は日本医療毛髪再生研究会で定められています。
注射をする回数と施術範囲で金額が変わってきます。
回数は基本的に1ヶ月に1回の注射を半年間の計6回での治療としているところがほとんどです。
また範囲が狭いほど金額が低いですが、女性の場合は薄毛の傾向として全体的になるので、どうしても広範囲になります。
1クール(6回)の料金
※()内は1回あたりの料金
1/3の範囲 48万円(8万円)
2/3の範囲 60万円(10万円)
3/3の範囲 90万円(15万円)
デメリット
・価格が高額
・痛みをともなうことがある
・注射直後に内出血を起こすことがある
・カラーやパーマなどの施術を2週間ほどひかえる必要がある
・医師の技術力も重要になるため、口コミなどチェックすべき
金額的にHARG(ハーグ)が難しい人にメソセラピー
メソセラピーは発毛の有効成分を頭皮に直接注入する方法です。
主にミノキシジルを含む薬液を注入する場合が多いです。
HARG療法は使用できる薬剤に制限があり、特定の医療機関でしか取り扱いができません
HARG療法に比べると、治療をやめると発毛も止まるなど効果が限定的とも言われますが、その分、1回あたりの費用が抑えられます。
おおよその費用
保険適用外のため価格に幅がありますが、1回あたり2万円〜5万円ほどの場合が多いです。2〜4週間に1回程度、6ヶ月から12ヶ月ほど継続することがおすすめといわれています。
デメリット
・治療をやめると、発毛効果が止まることがある
・施術後に内出血を起こすことがある
・痒みや発疹を起こすことがある
植毛
後頭部などの自毛を採取し、薄毛が気になる部分に移植する方法です。
植毛には、人工毛植毛と自毛植毛の2種類があります。
人工毛植毛は拒絶反応で炎症などを起こすケースがほとんどのため、現在では自毛植毛が主流です。
自毛の場合は拒絶反応もなく、仕上がりも自然になります。
クリニックによって植毛方法にも違いがあります。
おおよその費用:
外科的な治療になり、保険適用外のため費用は高額になりやすく、
・1株あたり900円〜1,000円
・100株(8.5平方センチメートル)あたり10万円
ほどに加えて、基本料金が20万円から30万円ほどかかります。
植毛したい範囲が広いほど高額になります。
デメリット
・移植する毛髪を採取する部分を刈り上げることがある
・ダウンタイムがあり、当日は包帯を巻く必要がある
・洗髪は2日ほど不可
・植毛部分にしばらくの間かさぶたができる
・傷痕が残ることがある
・完全に自然な状態になるまでに1年ほどの期間が必要
まとめ
薄毛治療の方法、費用、デメリットについてご紹介しました。
個人的には、
今の髪の状態を維持したい
→内服薬・外用薬治療
とにかく効果が期待できる治療がしたい、髪を増やしたい
→ハーグ療法、植毛
かなと思ってます。
事前に納得するまで調べて、後悔のない方法を見つけられるといいですね🤗