ヘアケア

外国人は髪を洗わない?世界の洗髪回数と昔の洗髪頻度

毎日髪を洗うたびに抜け毛が気になる・・・と悩んでいる女性は意外と多いみたいです。

「洗髪のしすぎは抜け毛や薄毛になる」という意見もあって、もし洗いすぎが薄毛の原因にもなっているなら、ズボラなわたしとしては、

みかみ
みかみ
それならシャンプーの回数減らしたい

確かに、現代でこそ毎日シャンプーするのが当たり前になったけど、昔はそんなことなかったはず。

そして他の海外の女性は薄毛に悩まないのか?
もし悩んでいないなら、日本の生活習慣に問題があるのか?

本当に頭皮に良い環境はなんなのか、昔や世界のシャンプー事情を調べてみました。

昔の人は髪を洗わなかった

考えてみると、昔の人たちって毎日髪の毛洗っていませんよね。

長い黒髪が美女の代名詞だった平安時代
➡️一年に1回

美容師の様な職業、「髪結い」が登場した江戸時代
➡️月に1-2回

昭和30年代(海外からの影響を受け始めた)
➡️1週間に1回から5日に1回

日常的な髪のお手入れは、櫛でとかすだけ。
臭い消しにお香を忍ばせていました。

洗髪の回数は少ないため、頭皮が正常に皮脂を分泌し、髪の毛も美しい黒々とした太い髪の毛だったようです。

洗髪回数が少ないと不潔のように感じるかもしれませんが、この頃の生活習慣は今と比べると良かったのでしょうね。

・お肉より魚を多く食べる
・排気ガスや大気汚染などで空気が汚れていない

これらのことから、皮脂が出にくく、髪もそれほど汚れなかったのではと推察できます。

海外の洗髪頻度は日本より少ない

外国の方はあまり洗髪しないと耳にしたことがある方も多いでしょう。

気候や環境などが大きく関わってきますが、毎日髪の毛を洗っている日本の女性に比べると、髪の毛を洗う回数は少ないです。

毎日洗わなくても綺麗な髪の毛が保てるのでしょうか?
また抜け毛や薄毛にはどのような影響があるのか?

フランス人は髪を洗わない?

フランス人はオシャレな方が多いイメージですが、髪を毎日洗わず、1、2日おきに洗います。
ご年配のマダムは、1週間に1度ヘアサロンで洗髪とブローという方もいらっしゃいます。

フランス人女性が髪を洗わない訳 乾燥気候

髪の毛を毎日洗っていると、髪の毛の発毛や成長に必要な皮脂を洗い流してしまう事があります。

特にフランスは、蒸し暑く湿気が多い日本に比べて、気候が乾燥気候です。

髪の毛を洗うたびに乾燥が進み、頭皮をいためてしまうことになります。
つまり、シャンプーの回数を少なくすることで、上手に頭皮の乾燥を防ぎ、薄毛や抜け毛を予防していることになるのですね。

フランス人女性が髪を洗わない訳 硬水

私たちが住んでいる日本の水は軟水。
それに比べフランスの水は硬水です。

硬水にはカルシウム、マグネシウムなどのミネラル分が豊富に入っています。

そのためにシャンプーしても泡立たず、コンディショナーを使ってもミネラル分が残ってしまいます。
そうすると髪の毛がキシキシした感じになってしまうのです。

結果的にフランス人の女性は髪を洗う回数が少なく、そのため薄毛が少ないのではないと思われます。

台湾人は髪を洗わない?

台湾人は髪がとても綺麗な子が多いですが、実は髪を洗わない子は多いです。

日本と同じように多湿気候なので、シャワーは朝晩浴びている人もいたりと日本より多いくらい。

しかし毎日髪の毛を洗うという人は少なく、その原因はいくつかあります。

台湾人が髪を洗わない訳 やっぱり 硬水

日本とほとんど変わらないと思っている台湾、しかし水道から出てくるお水は硬水です。

ミネラルがたくさん入っていて栄養価は高いですが、硬水はシャンプー、リンスをしても髪の毛がパサパサになりやすく、髪の毛だけでなく肌にも影響を与えます。

👉ちなみにフランスほどではないですが、場所によっては日本でも硬度が高いことがあります。

硬水対策については、「石鹸シャンプーで挫折しないために気をつけたい3つのポイント」を参照にしてみてください。

台湾人が髪を洗わない訳 自分で洗うよりもお店でやってもらう

実は日本ほど住宅状況が良くない台湾では、シャンプーをしている最中に水の温度調整が安定せず、急に冷たくなることがあります。

そんな台湾では、最近、座ったまま行える台湾式シャンプーが人気。
日本でも話題になっています。

頭皮マッサージ、髪の毛に優しいシャンプー、ブローまでついて日本円で1000円前後。
安いところだと700円くらいでもできます。

自分で洗って髪の毛を傷めるよりも、低料金でしっかりセットまでしてもらえる美容院のほうが良いのかもしれません。

その他の地域 アメリカでは?

多くのセレブがそれぞれのヘアケアをネットなどでアップしています。
それを見ていると、毎日髪の毛を洗うという人は少ないようです。

アメリカのセレブが言い出した「ノー・プー」とは、No Shampooの意味。
髪の毛を洗わずにシャワーのお湯を掛けるだけの事です。

そのせいか、アメリカ人女性の半数以上が毎日髪の毛を洗わないとデータが出ています。

アメリカ人女性が髪を洗わない訳 乾燥気候と水不足

アメリカ、特に西海岸は乾燥が激しく、毎日髪の毛を洗っていると、そのたびに乾燥して頭皮をはじめ髪の毛にもダメージを与えます。

乾燥している地域だと汗もあまりかかないために、出かけないときはシャワーも浴びない人も多いです。

それに慢性的な水不足も、シャンプーの回数が減っている原因のようです。

アメリカ人女性が髪を洗わない訳 オーガニック、エコロジーブームのおかげ?

アメリカ人女性の中には、乾燥から髪の毛や肌を守るだけでなく、髪の毛を洗った排水が自然に悪い影響を与えると、回数を減らしている人たちがいます。

毎日髪の毛を洗わなくても、シャワーのお湯で簡単に洗い流すだけで、ある程度の汚れは落ちます。

それに最近は水を使わないドライシャンプーが人気が出ているようです。

その他の地域

海外では毎日のように洗髪しないのは事実ですが、その頻度はドイツ・ロシア・中国は3回以下など、国や気候によってまちまちです。

シャワーは毎日浴びるけど、髪の毛は週何度か洗う程度にしている方が多いです。

自分の頭皮環境と相談してベストな頻度を見つけよう

シャンプーの洗浄力は強いため、頭皮に必要な油分を洗い流してしまい、頭皮にダメージを与えている可能性もあります。

乾燥ぎみの方は洗髪回数を減らすことで、頭皮の状態も健やかになる可能性が高いですね。

シャンプーの頻度を2日に1回ペースにするなど、調整してみるのもよいでしょう。

ドライシャンプーなど、頭皮の汚れを取るだけでも十分対応できます。

毎日シャンプーしているけど、薄毛になるのはなぜ?と気にしているようでしたら、海外の洗髪事情も参考に洗髪回数を減らしてみるのもアリかも。

女性の髪の毛は清潔に保つことはもちろん大切ですが、毎日洗わないといけない!というわけではありません。
でも夏の蒸し暑い時期はやっぱり毎日洗いたくなります。