いくつになっても自分の外見に100%自信を持てる人って存在するんでしょうか?
私はある時期から、自分の衰えを感じて悲しくなったりすることが増えました。
髪のボリュームが気になりだし、肌にも以前はなかったシミを見つけて気分が下がったり。
もともと美人というわけでもないのに、加齢で更に老けていくのかと思うと、気持ちがどーんと暗くなります。
- 友人に誘われても、外に出る気になれない
- 周りの人に対して卑屈な気持ちになってしまう
- もっと美人でキレイだったら、こんな悩みもなく、自信をもって楽しく過ごせるのに
今思うとだいぶ精神的に病んでいましたね。
このままではよくないと思い、いろんな本や動画を見て少しでもこの悩み、苦しい思いを解消できないかと試みました。
たくさん見ていく中で私はひとつのことに気づきました。
多くの人が言う共通点に気がついたんです。
改善すべきは何なのか。
そのことに気づいてから、自分の外見に対する悩みだったりコンプレックス、心のモヤモヤが大幅に減ったと思います。
今回は私が外見の悩み、コンプレックスを解消できた方法についてご紹介します。
外見コンプレックス
私は自分の顔や、体型に対するコンプレックスを小さいころから持っていました。
面長で鼻は低く、目はおくぶたえでバランスが悪いです。
身長は低く下半身がどっしりしています。
写真の中の自分が嫌いで写真を見るたびに残念な気持ちになります。
写真写りがいい人をずっとうらやましく思っていました。
イケてない自分に自信が持てず、おしゃれで美人な人は向こう側の世界の人だと感じていました。
ファッションやメイクを頑張ってみても、なんだかイマイチで、全然センスのない自分にさらに落ち込みます。
土台が悪いから仕方ないのか…どうしたらいいんだろうと悩んでいました。
本当の問題は外見なのか?
いろいろと本を読んだり、YouTubeの動画を見たりしていくうちに気づいたことがあります。
それは「本当の問題は外見ではなく、マインドである」ということです。
一番印象的だったのは吉井奈々さんという方の「自分の顔が嫌い!整形したい!幸せになりたい!と思ったあなたへ」という動画です。
吉井奈々さんは元男性で、現在はコミュニケーション講師として活動されている方です。
(参考:吉井奈々「自分の顔が嫌い!整形したい!幸せになりたい!と思ったあなたへ」)
この動画の中で、「こんな私のこと」と一番いじめているのは自分なんだとおっしゃっていました。
周りの世界が生きづらいのではなく、自分が自分のことをいじめているから世界で生きづらくなってしまう。
「もっと~だったら」という考えにとらわれていたら、いつまでたってもマイナス面しか目に入らず不幸にしかなりません!
というメッセージは、今までもっていた価値観をくつがえされる程、心に強くささりました。
私も、もうちょっと顔が小さくて目が大きくてスタイルがよかったら、もっと自分に自信が持てて楽しい人生をおくれるのにと考えていました。
しかし実際にはそうはならないんですね。
きれいな外見を手に入れても幸せにはなれないのです。
整形したら、そのさきずっと「整形した」という事実を背負っていかなければいけません
世間には整形に対してネガティブなイメージを持つ人もいます。
陰口を言われたり、整形がバレるのではないかという恐怖を感じたりすることもあるそうです。
整形美人でなくても、キレイな人は何不自由なく毎日幸せに暮らしているかというと決してそんなことはなく、美人であるがゆえにねたまれたり、ひがまれたりとネガティブなことも起こるそうです。
見た目だけでちやほやされて、内面を見てもらえなかったり、努力を認めてもらえなかったり、といった内面コンプレックスを持つ人も多いとか。
しかも外見だけが全てだと思っていると、老いや劣化はその人にとっては世界の終わりなんですね。
外見コンプレックスの人も内面コンプレックスの人も結局、
「今の自分を認められないままでは、どんな憧れの世界に行っても幸せにはなれない」
本質的な問題は、自分を認められないマインドだと気づきました。
動画の中で、相談者さんに「今のままで幸せになる覚悟を持ってください!」と強く言っていたのがとても印象的でした。
外見さえ良ければ幸せになれる、という価値観を疑ってみる
自分にないもの、憧れの世界ばかり見続けても、一生幸せにはなれないみたいです。
もっと~だったら幸せになれるのに、という価値観、基準は間違っているかもと気づけたことは私の中でとても大きいことでした。
無いものねだりは不幸の根源です。
もっとキレイな顔だったら、もっとスタイルがよかったら、もっとお金があったら、もっと運がよかったら・・・そういう考え方、視点から離れてみませんか。
私は自分がそういった価値観にとらわれていることに気づいて、美人でスタイルがいい人も案外大変な人生を送っているんだなとわかったとき、とても気持ちが軽くなりました。
どれだけ外見がキレイでも、内面や性格、メンタルがぼろぼろの女性はあまり魅力的とは思えませんよね。
自分なんて・・・と卑下して暗い女性よりも、外見が悪かろうが自分や周りを愛していて笑顔で人生を楽しんでいる人には魅力を感じます。
今の自分を認める
ありのままの自分を認めることは、容姿コンプレックスを長年こじらせてきた人には大変なことです。
「こんな私を認めるなんて無理だよ」と思うかもしれません。
でも、「こんな私」と勝手にレッテルを貼っているのは自分自身なんですよね。
だからちょっとずつ自分と向き合っていきましょう。
少しずつ自分を受け入れていく方法はあります。
自分に自信をもつ方法、自己肯定感を上げていく方法はいろいろありますが、私がかんたんに続けられて効果があったと感じた方法があります。
「寝る前に自分を3つほめる」というものです。
その日できたこと、起こったいいこと、小さなことで大丈夫です。
ゴミを捨てられた、おいしいご飯を作れた、家族や職場の人に笑顔でありがとうと伝えられた、何でも大丈夫です。
自分をほめることで、自分に対して優しい気持ちになれます。
今の自分で大丈夫、と自分に対してメッセージを送ることになります。
寝る前は暗示にかかりやすいそうで、寝る前に「私すごい!えらい!」と思うのは自己肯定感を上げるのにとても効果があるそうです。
自分をほめてあげることは、自分を大切にすることの第一歩です。
きっと自分を大切にできる人は、周りの人も大切にできるようになると思います。
周りと比較するのをやめて、過去の自分と今の自分を比べて成長する喜びを感じたほうが幸せな人生を送れそうです。
今のありのままの自分を認めることができたら、年を重ねていく人生も楽しめそうですよね。
まとめ
外見に自信のない方は「もっと顔が小さかったら、肌がキレイだったら、目が大きかったら…」と自分にないものにフォーカスして、それさえあったら自分に自信を持てて幸せになれるのに、という考えを持っていませんか?
もしかしたらその考えは間違っていて、ゆがんだ価値観に固執しているうちは幸せになれないかもしれません。
本当の問題は今の自分を否定してしまうマインドにあります。
こんな私なんて・・・と内面までブスになってしまっている可能性があります。
自分のことを幸せにできるのは自分だけ。
少しずつ自分と向き合って、今のありのままの自分を認められるように視点を変えてみてください。
夜寝る前に自分をほめて、自分を大切にしてかわいがってあげるという方法は簡単で効果があるのでおすすめです。